大学に入った直後から、怠けグセと言うか勉強に身が入らなくなりました。
当時の私の言い訳として・・・

「プロパーを目指すなら大学での勉強よりも社会勉強、学生時代にしかできない勉強をやらなければ！」

実際には勉強よりも遊びに熱中したのです。

パチンコは遊びであると同時に生活の糧になっていました。
その他、麻雀、競輪・・など学生とはかけ離れた生活をしていました。

とは言え、親からの仕送りに頼る大学生活です。
「４年間で卒業する！」そして、「薬剤師免許を取る！」というこの二つだけは絶対の目標としていました。

学生時代の同級生から見れば、勉強もせず遊んでいる私は、毎年留年候補の筆頭に見えた事でしょう。
しかし、「４年間で卒業する！」、「薬剤師免許を取る！」と言う目標がありましたので、最後は踏ん張り、なんとか４年で卒業する事ができました。

学生時の思い出でに、このような事がありました・・・

２回生の時です、あまりに出席が悪いのと成績がよくなかったので後半のドイツ語の授業で先生から無視されるようになりました。

これはいけない・・・

と自分でも思い、３回生になる前に先生のご自宅にお伺いして、頭を下げ「先生、私のこの１年間を見ていてください！」と強く宣言しました。
そして、その言葉通り１年間無遅刻無欠席、そして予習をしてからの出席・・・
なんとか、以前の挽回をするために頑張りました。

そして、先生からは優の成績を頂き、無事４回生に進級する事ができました。

しかし、卒業式は残念ながら追試が２科目残っていましたので、参加できませんでした。
すなわち、その時点では卒業が確定していなかったのです。
その後、追試にも合格し、ようやく卒業式から９日後、忘れもしない３月１２日学長室で私一人の卒業式をやっていただきました。

その時の感激は口に言い表す事はできません。

そして、このような生活の中でも、薬剤師試験だけは絶対にとおる！という強い意志を持っていたのも幸いしたのでしょう、卒業の年に薬剤師国家試験にも合格しました。

こうして、４年で卒業、そして薬剤師になるという目標を達成する事ができたのです。